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「災害時にパニックにならないか心配…」落ち着いて行動するには?|放課後等デイサービスSOU NEXT高原(沖縄市)

SOU NEXT 高原

ジリリリと訓練の警報音が室内に響いた瞬間、Tさんは「ほんとうに火事になったの?」と少し不安そうな表情で立ち尽くしていました。
しかし、スタッフが隣で「大丈夫だよ、一緒に避難しようね」と声をかけると、深く息を吸って頷き、落ち着いて避難することができました。

沖縄市高原にある放課後等デイサービスSOU NEXT高原では、お子様が予期せぬ事態でも安心して過ごせるよう、定期的な訓練を行っています。
この記事では、非常時の不安をやわらげ、落ち着いて行動する力を育む取り組みをご紹介します。

今回の避難訓練は、平日午後の15時40分、ラボ内での火災発生を想定して行いました。当日は児童14名と職員6名が参加しています。避難指示の合図から、全員が靴を履いて屋外の安全な第1避難場所へ避難完了するまでにかかった時間は、3分24秒でした。急なサイレンの音に驚きながらも、スタッフの誘導に従い、全員が落ち着いて避難することができました。日頃の繰り返しが身を結んでいます。

【1】パニックになる背景とは?3つの原因

「災害時にパニックにならないか心配」「いざというときに言葉が届かなかったらどうしよう」とお悩みではありませんか?結論からいうと、お子様がパニックになる背景には次の3つの原因があると考えられます。

  1.  予期せぬ大きな音や光などの強い刺激に驚いてしまうこと
  2. 次に何が起こるかという見通しが持てず不安になること
  3. 自分の高ぶった気持ちを自分で整える体験がまだ少ないこと

日頃から小さな練習を積み重ねておくことで、非常時でも落ち着いて行動する力を育んでいくことができます。

【2】安全のための取り組み:災害時の不安をやわらげる事前準備環境づくり

  • まずは見て確認:避難行動を事前に確認
    避難訓練の開始前には、火災が発生した時は口と鼻を押さえ、腰を低くして避難することや、警報が鳴ったら落ち着いて、スタッフの話を聞いて避難することなどの約束事を、動画やイラストで視覚的に確認しました。
  • 安全な避難を支える!スタッフの役割分担
    スタッフは、前方に1名(誘導担当)、後方に1名(最後尾確認担当)、そして急な不安を感じやすいお子様の隣に1名(個別サポート担当)、誘導3名、合計6名を配置しています。

【3】発達の視点から:避難訓練を通じて育まれる2つの成長変化

避難訓練では、お子様の発達に応じた2つの大切な力が育まれています。

  1. 見通し(次に何が起きるか予測して安心する力)
    避難訓練の前に「今日は音が鳴るけれど、練習だから大丈夫」とあらかじめスケジュールを視覚的にお知らせすることで、見通しが立ち、過度な不安を防ぐことにつながります。
  2. 感情調整(予期せぬ刺激を受けたときに自分の気持ちを整える力)
    日頃から動画やイラストなどを活用して避難の流れを確認したり、実際の活動の中で「次に何をするか」を見通せるように声掛けを行ったりすることで、いざという時にも不安や戸惑いを減らし、落ち着いて行動する力を育みます。

4月時点では、パニックになるとすぐに「帰りたい!!」と泣き叫んで最後まで訓練に参加できなかった子も、今ではパニックになってもすぐに気持ちを落ち着かせ、最後まで避難訓練に参加することができました。

【4】ご家庭でもできること:おうちの中の安全な避難場所を1つだけ決めて共有しておく

ご家庭でもおすすめのアプローチは、「おうちの中の安全な避難場所を1つだけ決めて共有しておくこと」です。

ステップ1:お子様と一緒に「地震や火事のときは、ここ(テーブルの下など)に集まろうね」と場所を決めます。
ステップ2:実際にその場所を一緒に指さして共有します。

特別な道具や訓練は必要ありません。あらかじめ避難する場所を具体的に知っておくだけで、お子様の中に安心感が生まれ、非常時の心の支えとなります。

ご家庭でも、災害が起きた時にどう行動するか、お子様と一緒に話してみてくださいね。

 

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