児童発達支援の作業療法士(OT)ってどんなことをするの?|児童発達支援 SOU FIRSTうるま安慶名Lab(うるま市)
お箸を使い始めたばかりのお子様の中には、何度も食べ物を落としてしまい、「できない…」と手を止めてしまう姿が見られることがあります。
遊びの中で指先を動かす活動を重ねながら、お友達と一緒に取り組む経験を積み重ねることで、少しずつ自信をつけ、普通のお箸で食事ができるようになるお子様もいます。
卒所前には普通のお箸で食事ができるようになり、
「お箸で食べるの上手になったね!」
と周りから褒められる姿も見られました。
その様子を見た保護者様から感謝の言葉をいただいたことは、私たちにとっても嬉しい出来事でした。
沖縄県うるま市安慶名の児童発達支援 SOU FIRSTうるま安慶名Labでは、作業療法士(OT)が一人ひとりの発達や特性に合わせた支援を行っています。
今回は、OTの役割や、安慶名Labで大切にしているOTカリキュラムについてご紹介します。
🧩 作業療法士(OT)ってどんな専門職?

作業療法士(OT)は、「遊び」や「日常生活の動作」を通して、心身の発達や生活動作(食事・着替えなど)の獲得・向上を支援する専門職です。
遊びやさまざまな活動を通して、
- 姿勢や身体の使い方
- 手先の動き
- 感覚の発達
- 認知や集中力
- コミュニケーション
などを育み、お子様が毎日の生活を過ごしやすくするための土台づくりを行っています。
🌈 安慶名LabのOTカリキュラム

安慶名Labでは、「楽しい!」という気持ちを大切にしながら、遊びやゲーム感覚で取り組めるOTカリキュラムを行っています。
また、お子様の発達段階に合わせて教材や課題を選び、安心して取り組める環境づくりも大切にしています。
例えば、お箸の練習でも、いきなり食事で普通箸を使うのではなく、まずは遊びの中でお箸に触れたり、指先を使った活動から始めます。
楽しみながら繰り返し取り組むことで少しずつ自信がつき、「やってみよう!」という意欲につながっていきます。
また、個別での練習だけでなく、お友達と一緒に取り組む機会も大切にしながら、小さな成功体験を積み重ねられるよう支援しています。
OTが大切にしているのは、「できない」ではなく「なぜ難しい?」という視点です。
児童発達支援でOTが見ているのは、
- 姿勢やバランス
- 手先の動き
- 感覚の特徴
- 目と手を一緒に使う力
- 注意力や課題への取り組み方
- 食事・着替え・遊びなど日常生活の様子
などです。
私たちが大切にしているのは、「何が苦手なのか」ではなく、「なぜ難しいのか」を見つけることです。
お子様の発達段階を見極めながら、その子に合った方法を選ぶこともOTの大切な役割です。
例えば、お箸を持つと「バッテン」になってしまうお子様。
一見すると「持ち方が違う」と思われるかもしれません。
しかしOTは、
- 指先を動かす力は育っているかな?
- 力加減はどうかな?
- 見たものに合わせて手を動かす力はどうかな?
というように、背景にある発達を確認します。
お箸の持ち方一つにも、さまざまな発達の要素が関わっています。
だからこそ、「できない」と捉えるのではなく、その子に合った支援方法を考えていきます。
安慶名Labでは、お子様一人ひとりの発達や特性に合わせて、遊びを通したOTカリキュラムを行っています。
「楽しい!」という気持ちを大切にしながら、遊びやゲーム感覚で取り組める活動を取り入れています。
例えば、実際には次のような活動を行っています。
- トングやスプーン、お箸を使って色ごとにポンポンを分ける遊び
- 大小さまざまなビーズをお皿へ移し替える遊び
- 洗濯ばさみを使って台紙に洗濯物を干す遊び
- ビー玉やストローを穴へ落とすポットン遊び
- 輪ゴムを土台にかけたり外したりする遊び
- 紐通し
また、お子様が「少し頑張ればできる」レベルに課題を設定し、小さな成功体験を積み重ねられるよう支援しています。
「できた!」という喜びが、「もう一回やってみよう!」という意欲につながり、その積み重ねが日常生活での自信へとつながっていきます。
一人ひとりの発達段階に合わせて、「できそう」「やってみたい」と思える活動を取り入れながら、遊びの中で日常生活につながる力を育めるよう工夫しています。
🌼 OTが育てたい力

私たちが目指しているのは、日々の生活につながる土台づくりです。
そのため、日常生活の中で「できた!」が増えるよう、次のような力を大切に育んでいます。
- 姿勢を保ち、食事やお絵描きに取り組む力
- お箸や鉛筆、はさみ、ボタンなどを使う力
- 着替えや遊びで体を思い通りに動かす力
- 話を聞き、集中して取り組む力
- 「やってみよう!」と思える自信や意欲
一人ひとりの発達に合わせながら、ご家庭や園での生活が少しでも過ごしやすくなることを目指して支援しています。
このような力を少しずつ育むことで、食事や制作活動、着替えなど、日常生活の「できた!」につながっていきます。
🏡 ご家庭でもできること
ご家庭でも、遊びの中で指先を使う機会を取り入れることで、手先の発達につながります。
例えば、
- 洗濯ばさみ遊び(指先の力や力加減を育みます)
- 粘土遊び(握る・ちぎる・丸める動きで手指の発達を促します)
- トング遊び(スポンジやボールをつまんで移すことで、お箸につながる動きを経験できます)
大切なのは、「上手にできること」ではなく、お子様が楽しみながら続けられることです。
遊びの時間を通して、ぜひ親子で楽しみながら取り組んでみてください。
✨最後に
作業療法士(OT)の支援は、「できるようにすること」だけが目的ではありません。
私たちは、「できる・できない」だけではなく、お子様の「やってみたい」という気持ちを大切にしながら、ご家庭や園とも連携し、一人ひとりの成長をこれからも支えていきます。
「姿勢が気になる」
「手先の動きが心配」
「食事や着替えで困っている」
など、日常生活の中で気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
次回予告🌱
次回は、「ビジョントレーニングってどんなことをするの?」をテーマにお届けします。
見る力が、学習や日常生活にどのようにつながるのか。安慶名Labで取り組んでいるビジョントレーニングについてご紹介します。どうぞお楽しみに✨
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