SSTすごろくで学ぶ社会性|児童発達支援 SOU FIRST経塚(浦添市)
サイコロを転がしながら「イライラした時はどうする?」とお題に答える子どもたち。浦添市の児童発達支援 SOU FIRST経塚がお届けする本記事は、お子さまの集団行動や感情表現に悩まれている保護者様へ向けた内容です。今回のブログでは、当事業所で取り入れているSST(ソーシャルスキルトレーニング)の具体的な活動の様子と、その発達的意義について分かりやすく解説します。
SSTすごろくで「自分の気持ち」を表現する練習
今回は、社会生活に必要な関わり方を学ぶSST(ソーシャルスキルトレーニング:人と上手に関わるための練習)として「SSTすごろく」を行いました。未就学児と就学児の2グループに分かれ、全20コマある特製のすごろくを使用。順番を守ってサイコロを振っていきます。コマには「イライラした時どうやって気持ちを落ち着ける?」「ふわふわ言葉(言われて嬉しい言葉)を2つ言ってみよう」などのお題が書かれており、児童は「お水を飲む!」と自分の考えをしっかりと言葉で発表することができました。

安全のための取り組み
SOU FIRST経塚では、複数人でゲームを行う際、興奮による接触や意見のぶつかり合いに配慮しています。興奮してパニックや立ち歩きが生じそうな児童には、スタッフがマンツーマンで付き添い、別スペースで声をかけながら気持ちを落ち着かせる体制を整えました。また、サイコロを振る順番や待ち場所を床のマークで明確にし、子どもたちが混乱せず安心して活動に集中できるように調整しています。
発達の視点から
今回の活動では「自己相対化(じこそうたいか:自分の状態を客観的に見つめること)」と「自己統制(じこうとうせい:気持ちや行動を自分でコントロールすること)」の育ちに着目しました。
以前は勝ち負けにこだわり、自分の思い通りにいかないと怒って途中で投げ出してしまう様子が見られました。しかし現在は、お友達の発表を最後まで座って聞き、「イライラしたらお水を飲む」と自分の感情対処法を客観的に捉えて表現できるようになっています。少しずつ自分の心と向き合う力が伸びています。

ご家庭でもできること
お子さまが不機嫌になったりイライラしたりした時は、「今のお気持ちは何点かな?」と10点満点で数値化して尋ねてみてください。感情を客観的な数字に置き換えることで、子ども自身がイライラを冷静に見つめ直し、気持ちを落ち着かせるきっかけになります。
ルール理解を深める取り組みについては、過去の「紙コップジェンガに挑戦」の記事でも詳しく解説しています。また、SOUFIRST経塚でのプログラミング課題についてを知りたい方は「マグビルドでプログラミング的思考を育てる」も合わせてご覧ください。
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