今月のスポーツカリキュラムは走る力!足元の変化と体幹を育む運動遊び | 児童発達支援 SOU FIRST 高原(沖縄市)
今月のスポーツカリキュラムのテーマは「走る」です!
発達に関する悩みをお持ちの保護者様や、お子様に合った運動療育をお探しの皆様へ向けて、この記事では不安定な環境を活用した体幹へのアプローチと、専門職による安全管理・観察の工夫についてご紹介します。
読み進めていただくことで、日常のちょっとした屋外での動きがどのように身体機能の成長に繋がるかが分かります。
砂浜を力強く走る活動!
本日は施設を飛び出し、沖縄市の心地よい海風が吹く砂浜へ出かけて「砂浜ランニング活動」を行いました。
アスファルトとは異なり、一歩踏み込むごとに足元が沈み込んだり砂が動いたりする砂浜は、子どもたちにとって大きなチャレンジの場です。
最初は足の裏に伝わる不思議な感覚に戸惑う様子も見られましたが、スタッフと一緒に短い距離から走り始めると、次第に全身を使ってバランスを取りながら元気に笑顔でゴールを目指す姿が見られました。
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砂浜と公園で、「まっすぐ走る」ための体の使い方を経験
また砂浜を走る活動に加え、公園でポールに向かって走り、Uターンする活動を行いました。
砂浜では、足元の変化に合わせて体を支えることがポイントです。PTの視点では、片足に体重を乗せたときの体の傾きや、左右の足を着く位置に注目します。
公園では、ポールを目印に、目標へ向かって進む動きを経験します。ゴールを見る視線と体の向き、走る途中で左右にそれないかを確認します。
さらにUターンでは、ポールの手前で減速し、踏み替えながら方向を変え、再び走り出す必要があります。ここでは、勢いを抑える力と、方向転換時のバランスが観察のポイントになります。
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- 支援では、直線走行とUターンのどちらで難しさが出るかを見極め、距離や速さ、曲がる幅を調整します。「進む・減速する・方向を変える」を分けて捉えることが、一人ひとりに合ったアプローチにつながります。
発達の視点から

走るという一見シンプルな活動の中にも、発達を促す重要な視点が詰まっています。
当事業所では理学療法士(PT)などの専門スタッフが、次のような観点でお子様の身体の使い方を詳しく観察しています。
- 1つ目は「前庭覚(からだの傾きやスピードを感じる感覚)」と「固有受容感覚(筋肉や関節にかかる重みや力を感じる感覚)」の統合です。
不整地である砂浜では、足首・膝・股関節、そして体幹を無意識に調整して体を支える必要があります。以前は少しの段差でもバランスを崩して姿勢が揺れていたお子様が、足元からの刺激に対して素早く姿勢を保持できるようになり、揺れに負けずまっすぐ進めるようになるなど、細かな変化と成長が感じられます。 - 2つ目は「ボディイメージ(自分のからだの大きさや位置、状態を頭の中で把握する感覚)」の向上です。
砂浜では足を着く位置や歩幅を適切に調整しないとまっすぐ進めません。視線が下がりがちになるお子様に対して、正面に分かりやすい目標物(ゴール)を設置することで、「自分の体をどの方向へ動かせばよいか」を視覚的にも捉えやすくなり、身体の使い方のイメージを深めていくことができます。
ご家庭でもできること
砂浜のような特別な場所に行かなくても、ご家庭の日常の中で身体の感覚を育てるケアが可能です。
今日から試せるおすすめのアプローチは、「お布団やクッションの上での歩行・二択ジャンプ」です。ベッドや重ねた布団の上など、少し柔らかく不安定な場所を歩いたり、「右のクッションと左のクッション、どっちにジャンプする?」とお子様に選ばせて移動したりしてみましょう。
自分で踏み出す方向を決める「自己決定感(自分で選んで行動できたという感覚)」を育みながら、足元への意識と体幹を楽しく鍛えることができます。
先月のスポーツカリキュラムの全身を使ってグッと引く!引っ張る力で育む身体とコントロール力や、床に映る光をタッチ!トレキングで楽しく育む体幹と運動感覚も合わせてお読みいただくと、より運動アプローチへの理解が深まります。
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