イライラを言葉に変えるSST|児童発達支援 SOU FIRST うるま栄野比
思い通りにいかないことがあったり、自分の気持ちをうまく伝えられなかったりしたときに、むかむかしてイライラを表現するのに困ってしまうお子様がいらっしゃいます。
保護者様からも、
「イライラしたときにどう対処したらいいのかわからないみたい」
「自分の気持ちを言葉で伝えるのが苦手で、つい溜め込んでしまう」
といったご相談をいただくことがあります💭
今回は、うるま市栄野比にある児童発達支援SOU FIRST うるま栄野比にて行っている、イライラしたときの気持ちの表現や対処法を学ぶSST(ソーシャルスキルトレーニング:社会生活や対人関係で必要なスキルを身に付ける練習)についてご紹介します🌱
今日の活動内容:感情を視覚化するSST(ソーシャルスキルトレーニング)

今回のSSTでは、「自分の中にあるさまざまな感情に気付き、言葉で表現する力」を育てる活動を行いました。
活動ではまず、イライラしたときや怒ったときに自分の気持ちがどうなるか、色水などを使って視覚的に確認するワークを実施しました。イライラした状態を「赤色」、悲しい・落ち着いた状態を「青色」といったように色に置き換えて見てもらうことで、自分の感情の変化を目で見て捉えられるように工夫しています🎨
活動を始めた頃は、みんなの前で発表することが少し難しかったり、「むかむか」と「イライラ」の微細な違いを捉えるのが難しかったりする児童の姿も見られました。また、イライラという感情自体をネガティブに捉えてしまい、どう表現していいか困ってしまう様子もありました。
そこで指導員は、お子様が考えをまとめる時間をじっくりと待ったり、「こういうことかな?」と一緒に見本を提示したりしながら、丁寧に関わりを深めていきました✨
実際の支援の中で、自分の気持ちに色を付ける体験が初めてだったお子様が、色水を見つめるうちに「最初は赤色のイライラだったけど、今は青色で少し悲しくなった」と自分の気持ちを整理して言葉で表現することができました。あふれる感情を目で見える形にすることで、少しずつ自分の気持ちと向き合えるようになっていきます。
当事業所では、行動そのものを注意するのではなく、
「どんな気持ちが隠れているのかな?」
「どう表現したら気持ちが落ち着くかな?」
という視点を大切に、一人ひとりの心の変化に寄り添っています🤝
安心して感情に向き合える環境づくり🛡️✨

感情や心の内面に向き合う活動では、身体的な安全はもちろんのこと、気持ちを安心して出せる心理的な安全配慮が欠かせません。
発表が難しかったり、自分の言葉で伝えるのが苦手なお子様に対しては、決して焦らせたり回答を強要したりせず、その子のペースでじっくり待つ時間を確保しました。周囲のお友達にも「考える時間だよ」と伝え、温かく見守る雰囲気を整えています🤝
言葉に詰まったときには、「こういうことかな?」といくつかの選択肢や具体例などの見本(モデル)を提示し、安心して自分の答えを選べるようにサポートしました。言葉だけで理解するのが難しい場面でも、視覚的な色水などのツールを使うことで感覚的に理解しやすい工夫を行っています💡
また、イライラや怒りといった感情に対して「怒ることはダメなこと」と罪悪感を持たないよう、「イライラしてもいいんだよ」「どうやって気持ちを整えるかが大切なんだよ」という安心できる声かけを徹底しました。水分補給や個別の休憩スペースも用意し、いつでもリフレッシュできる環境で取り組みました🥤
発達支援の視点から見えたこと:色水がつないだ感情と言葉の表現🌿
ここからは、今回の活動を通したお子様の観察と、発達支援の専門的な見立てについてお伝えします。
① 視覚的支援(見ることによる理解の補助)による感情の客観視
自分の気持ちを言葉にするのが難しかったお子様が、色水を使って気持ちの変化を目で確認したことで、自分の感情を客観的に捉えられるようになりました。体験前は「赤色のイライラ」だった気持ちが、活動を通して気持ちが整理され、「最初は赤色のイライラだったけど、今は青色で少し悲しくなった」と、自分の言葉で変化を教えてくれる姿が見られました。感情に色という目に見える形を与えることで、内面の状態を整理しやすくなったと考えられます。
② 感情の受容と多機能型事業所ならではの継続支援
イライラを抑え込むのではなく、「相手を傷つけたりやり返したりする以外の方法で気持ちを整える力を身に付ける」ことが本質的な課題です。当事業所は児童発達支援だけでなく放課後等デイサービスも併設している多機能型施設であるため、幼少期(児童発達支援)で見られた課題や弱みをスタッフ間で引き継ぎ、就学後の放課後等デイサービスへ移行しても途切れのない一貫したサポートを提供できる強みがあります。小さな頃からじっくりと自己表現の基盤を育むことができます。
ご家庭でもできる小さなヒント:気持ちに「色」や「形」をつけてみる🎨
お子様がイライラしていたり、怒りでうまく言葉が出なくなったりしているときは、ご家庭でも感情を「色」や「形」に例えて聞いてみるのがおすすめです。おうちで簡単に試せる具体的な関わり方をご紹介します🏠
イライラして言葉が出ないお子様には、「今のお気持ちは何色かな? 赤色? 黄色?」と選択肢で聞いてみてください。言葉で説明するのは難しくても、「赤!」と答えることで、自分の感情を伝える第一歩になります。
色で教えてくれたら、「赤色なんだね、教えてくれてありがとう」とそのまま気持ちを受け止めてあげましょう。感情をそのまま受け止めてもらえる経験を重ねることで、子どもは「自分の気持ちを伝えても大丈夫なんだ」という安心感を抱くようになります。ぜひご家庭でも試してみてください✨
📚 あわせて読みたい
余暇時間でのスタッフの子どもたちとのかかわり方についてご紹介しています。
▶ 「言葉で伝えるコミュニケーション力を育てる|SOUFIRSTうるま栄野比」
また、身体イメージを深める方法としての記事もご紹介しています。
最後に🌟
イライラや怒りの感情を抑え込むのではなく、「いまどんな気持ちなのかな?」と一緒に振り返り、自分に合った表現方法を増やしていくことが大切です。🌱
児童発達支援SOU FIRST うるま栄野比では、幼少期の小さなサポートから就学後の放課後等デイサービスへの移行まで、一人ひとりの成長に合わせた継続的な支援を行っています。😊
「子どもがイライラしたときにどう接すればいいかわからない」
「自分の気持ちを言葉にする力を育みたい」など、お子様の発達について気になることがありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。🤝✨
📩 お問合せ
児童発達支援 SOU FIRST うるま栄野比
〒904-2205
沖縄県うるま市栄野比92番地3 TIENDA coco A号室・B号室(宮城ミートの近く)
TEL:080-9855-7305
受付時間:平日 9:00〜18:00
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