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絵本の読み聞かせでお子様との絆を深めるコツ | 児童発達支援 SOU FIRST 牧港(浦添市)

SOU FIRST 牧港

絵本から始めるお子様と心を通わせる親子の時間

絵本のページを開いた瞬間、年長のお子様が「あ!大好きなイチゴだ!」と指をさしながら、パッと目を輝かせてこちらを振り返りました。日々仕事や家事、育児に追われていると、「もっと子どもとゆっくり向き合いたいけれど、どう接していいか分からない」「絵本はあるけれど、うまく読み聞かせができない」とお悩みを抱える保護者様も多いのではないでしょうか。本記事では、浦添市の児童発達支援 SOU FIRST 牧港での日々の関わりをもとに、無理なく日常に取り入れられる絵本を活用したコミュニケーションの工夫や、お子様の変化を捉える発達の視点についてご紹介します。

絵本を通して広がる温かなやりとりと活動の様子

児童発達支援 SOU FIRST 牧港では、日々の療育の中に「絵本の読み聞かせ」を取り入れています。今日は、色鮮やかな果物が描かれた絵本や、乗り物が登場する絵本を準備しました。最初から最後まで静かに座って聞くことを求めるのではなく、お子様が興味を示したページで指をさしたり、「これなぁに?」と声をかけ合ったりしながら、お子様のペースに合わせてゆったりとページをめくっていきます。自分のペースで物語や絵を楽しめる環境の中で、子どもたちはリラックスした表情を見せ、言葉や感情をのびのびと表現してくれました。

安全のための取り組み

絵本の時間を安心して楽しむために、当施設では安全で心地よい環境づくりを徹底しています。絵本の角で怪我をしないようハードカバーの角をチェックするほか、机や椅子の配置に配慮し、お子様が急に立ち上がっても危険がない広いスペースを確保しています。また、集中が切れやすかったり感覚が過敏だったりするお子様のために、周りの刺激(音や視覚情報)を適度に抑えた落ち着けるコーナーを用意し、一人ひとりが自分の安心できる体勢や距離感で参加できるよう工夫しています。

発達の視点から

絵本の読み聞かせは、単に物語を聞かせることにとどまらず、子どもの発達を促す素晴らしいアプローチです。専門的な視点から見ると、特に以下の2つの変化や成長を感じることができます。

一つ目は「語彙獲得(知っている言葉を増やし、自分で使えるようになること)」です。以前は言葉の表出が少なく、気になるページを黙って見つめるだけだったお子様が、挿絵と単語を結びつけて理解(インプット)し、やがて「あか!」「おいしいね」と自発的に言葉を出して教えてくれる(アウトプット)場面が増えてきました。イラストがあることで視覚的に理解しやすく、言葉のイメージが定着しやすくなります。

二つ目は「想像性(登場人物の気持ちや次の展開を思い浮かべる力)」の育ちです。「うさぎさん、泣いているね。どうしたのかな?」と声をかけることで、相手の感情に目を向け、思いやる心の土台が育まれます。日常のやりとりだけでは出会いにくい多様な感情や表現に絵本を通じて触れることで、子どもたちの豊かな感情と好奇心がぐんぐん広がっていきます。

ご家庭でもできること

忙しい毎日の中で、「毎日しっかり読み聞かせをしなきゃ」と構える必要はありません。ご家庭で今日から試せるおすすめの方法は、「完璧に読もうとせず、お子様が好きなページを開いて楽しむこと」です。最初から順番に最後まで読む必要はなく、途中のページだけを見たり、文字を読まずに挿絵だけを一緒に眺めて「いちご、おいしそうだね」と共感したりするだけで十分です。お子様の選択や興味をそのまま受け止めてあげる関わりが、「自分の好きを分かってもらえた」という自己決定感や親子の安心感へとつながっていきます。

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