漢字が苦手=努力不足?苦手な理由とサポート方法大公開!| 児童発達支援 SOU PERSONAL 北谷 (北谷町)
何度も書いても覚えられなくて嫌がっていた漢字を、『十』と『口』に分解して組み立てたあとに「できた!十と口で『田』だ!」とパッと顔を輝かせて書いて見せてくれました。
児童発達支援SOU PERSONAL 北谷(沖縄県中頭郡北谷町北谷)では、元小学校教諭を中心に理学療法士や言語聴覚士などの専門職と連携し、一人ひとりの発達に応じた学習の土台づくり・個別療育を行っています。
この記事では、漢字が苦手な背景にある発達の特性と、ご家庭でも実践できる効果的なアプローチ方法を解説します。
「漢字が苦手」は努力不足じゃない?お子様が漢字につまずく背景と学習の壁
「何度ノートに書いて練習しても漢字が覚えられない」「『晴』と『清』などの似た漢字をすぐ混同してしまう」とお悩みではありませんか? 当事業所がある北谷町北谷エリアでも、小学校入学後や学年が上がるタイミングで漢字学習のご相談を多くいただきます。
文部科学省の学年別漢字配当表によると、日本の小学校で習う漢字は全部でなんと1,026字!!1年生で80字、2年生で160字、3〜6年生では毎年約200字ずつ増えていきます。💦
しかし、「漢字が苦手=練習不足」とは限りません。発達障害や発達の凸凹(偏り)があるお子様の場合、以下のような発達上の要因が複雑に絡み合っていることが多いのです。
- ① 形を覚えるのが苦手(視覚認知・視覚記憶の弱さ): 漢字の細かい部首や形の違いを見分けたり、頭の中に形を記憶しておくことが難しく、似た漢字を混ぜてしまいます。
- ② 書くこと自体が苦手(微細運動の苦手さ・ディスグラフィア等): 鉛筆を細かく動かす力が未発達なため、バランスが崩れたりマスからはみ出したりして書くのに大きなエネルギーを使います。
- ③ 集中力が続かない(ADHD特性・ワーキングメモリの負荷): 1ページ書くだけで疲れてしまい、不注意から細かいへん・つくりまで覚えきれません。
- ④ 応用や文章での使用が苦手(ASD特性・LD特性): 形だけを丸暗記して意味の理解が追いつかなかったり、読字・書字障害(文字の読み書きの著しい困難)によって努力だけでは伸びにくい特徴が見られます。

安全のための取り組み:心理的安全性と自己肯定感を守る「個別の学習環境設定」
漢字練習で「できない・書けない」体験が重なると、挫折感から学習そのものを拒否してしまう二次的なストレスにつながります。北谷町の当事業所(SOU PERSONAL 北谷)では、安心感を持って学べるよう、以下の配慮を徹底しています。
- 「できなくても恥ずかしくない」マンツーマン環境づくり: 周りの目を気にせず自分のペースで学べる個別(マンツーマン)空間を整えています。間違えても否定せず、できた過程を具体的に褒めることで「失敗しても安心」と思える心理的安全性を確保します。
- 当該学年にとらわれないスモールステップ(段階的習得): 今の学年の漢字を無理に書かせるのではなく、必要に応じて1・2年生の基礎や基本パーツまで一度下げ、できた!という成功体験を重ねながら小さな段階を踏んで習得を目指します。

発達の視点から:つまずきを見破る「専門職の観察眼」と「チーム連携アプローチ」
漢字学習に必要な力は単に「書く力」だけではありません!当事業所では理学療法士・作業療法士・言語聴覚士がチームで連携し、以下の専門的アプローチで認知機能(ものの情報を整理し、理解・記憶・学習する脳の総合的な力)を高め、学習の土台を支えています。
① 構造分解・音訓一文・触覚刺激を組み合わせたアプローチ
漢字の形を正確に捉えるには、視覚認知(目から入った形や位置関係の情報を頭で正しく処理する力)と意味の理解が必要です👀当事業所では、「田」を「十+口」に分解したり、文章での使用や応用が苦手な傾向に対して「水そう(音)の水(みず)を入れる」のように音読みと訓読みを一つの文に自然に組み込んで伝える多様なアプローチを行っています。
さらに、間違いやすい部分だけを赤ペンでなぞり、黒鉛筆から赤ペンへ持ち替える動作を入れることで、感覚統合(脳に入ってくる視覚・触覚などの感覚を整理整頓して正しく使う仕組み)を促します。また、マスを大きくしたりマス自体を使わないなどの環境調整も行っています✨4月の時点では見本を見ても形や音訓を混同していたお子様も、多角的なアプローチを重ねたことで、今では文脈に合わせて正しく漢字を思い出し書き分けられる変化が見られています。
② 理学療法士による「ビジョントレーニング&ワーキングメモリ運動」
机の上の学習だけでなく、理学療法士がビジョントレーニング(目を滑らかに動かして正確に形や位置を捉える訓練)や、体を動かしながら指示を記憶する運動課題を取り入れています。

目と身体を同時に動かすことでワーキングメモリ(情報を一時的に脳に保持して処理する能力)が刺激され、見本を見て形を一時的に記憶する力が底上げされます。身体・言語の両面からアプローチすることで、漢字学習に必要な基礎的な認知機能をしっかり育みます。
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作業療法士・理学療法士・言語聴覚士がチームで関わる100分間の個別療育の取り組みをご紹介しています✨
ご家庭でもできること:おうちで楽しく試せる「漢字のたし算遊び!」
漢字練習でノートを嫌がってしまう際、ご家庭で今日から試せる工夫として「『十』+『口』=?」のように漢字を分解→合成するクイズをおすすめします。漢字を分解することで印象に残りやすくなり、ゲーム感覚で楽しみながら練習できます。1から思い出して書くよりもハードルが下がり、無理なく小さな「できた!」を重ねるスモールステップ(段階的な習得)に繋がります。

また、逆にお子様から大人へ問題を出してもらうのも非常に盛り上がります!「難しい問題を出したい」という気持ちから自然と漢字を凝視するようになるため、文字を見るのが苦手なお子様や覚えるのが苦手なお子様にとてもおすすめです✨
詳しい様子はぜひ下の動画をチェックしてくださいね🎥
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