「一人遊び」ばかりは大丈夫?遊びの発達段階と関わり方を解説!| 児童発達支援 SOU PERSONAL 北谷 (北谷町)
お友達が走らせるおもちゃの車をじっと見つめていたHくんが、そっと自分の車を近づけ、『競争ー!』と嬉しそうに声をかけました。
児童発達支援 SOU PERSONAL 北谷(沖縄県中頭郡北谷町北谷)では、一人ひとりの発達段階に合わせた遊びのステップを取り入れ、無理なくお友達やスタッフと関わる力を育んでいます。
この記事では、ひとり遊びの疑問に答える「遊びの発達段階」と、人との関わりを広げる当事業所でのアプローチをご紹介します。
【1】一人遊びが多いのはなぜ?北谷で考える「社会性と遊びの発達段階」
「お友達と一緒に遊べずひとり遊びばかりしている」「周囲に関心がないのでは…」とお悩みではありませんか? 当事業所がある北谷町北谷エリアでも、こうしたご相談をよくいただきます。
結論から言うと、一人遊びが多いのは「まだ他者と一緒に遊ぶための社会的な発達段階(人と関わるステップ)の途中にいるから」です。決してわがままや他人に無関心なわけではなく、子どもは「一人で遊ぶ時期」を経て「同じ空間で遊ぶ時期」、そして「一緒に遊ぶ時期」へと順を追って成長していきます💡また、中には「人と関わることの良さ」を感じられていないお子様もいらっしゃいます。
当事業所(SOU PERSONAL 北谷)では、社会性発達のステップを捉え、自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如・多動症(ADHD)などのお子様の特性や現在の段階に合わせた関わりを深めています!
💡 発達から見る遊びの中での「人との関わり方」
- 一人遊び・傍観的行動(2〜3歳頃):
周りに関心を示さず自分の興味のある遊びに熱中したり、他の子の遊びをじっと見つめたりする段階です。まずは一人で世界を広げる大切な時期です。 - 平行遊び(へいこうあそび:2歳半〜3歳半頃):
近くで同じような遊びをするものの、お互いに直接協力したり関わったりはしない状態です。「同じ空間に誰かがいる安心感」を味わう重要プロセスとなります。 - 連合遊び・協同遊び(れんごうあそび・きょうどうあそび:3歳〜6歳以降):
言葉を交わしながら一緒におもちゃを使ったり、共通の目的やルール、役割分担を持って協力して遊ぶ段階へと発展していきます。
💡 発達においてとても重要な「ごっこ遊び(象徴遊び)」
おままごとやヒーローごっこなどの「ごっこ遊び」は、別のものを何かに見立てたり役割を演じたりする高度な発達のプロセスです。イメージ(表象機能)を共有し、他者の立場や思考の仕方を理解する脱中心化(自分の視点だけでなく相手の立場に立って考えられる力)の土台となり、言語発達やコミュニケーション能力の向上に不可欠な役割を果たします💡
【2】安全のための取り組み:介入度コントロールとSSTでの安全な関わりの型習得
関わり方のステップを進める中で、衝動性によるお友達とのトラブルや心理的な挫折を防ぐため、北谷町の当事業所では以下の安全配慮を徹底しています。
- ADHD傾向による衝動性への「スタッフ即時介入」:
順番待ちや道具の貸し借りでトラブルになりそうな場面では、スタッフが間に入り関わり方をコントロールします。「貸してと言おうね」と適切な伝え方をその場で提示し、お互いが安全に過ごせるよう見守ります。 - SSTでの「関わりの型」練習:
ソーシャルスキル・トレーニング(SST:社会で人と上手に関わるための行動練習)では「ごっこ遊び」を意図的に組み込み、「に入れて」「順番ね」などのやり取りを実践形式で練習しています。遊びながらスタッフがそばで寄り添って型を学んでいくことで、安心してお友達と関われる環境を整えます。ごっこ遊びを通して他者視点や相手の気持ちを考える社会認知機能(相手の意図や状態を理解して関わる力)面も育みます✨
【3】発達の視点から:発達段階に応じた「感覚運動遊び・象徴遊び・ルール遊び」
当事業所では、認知発達理論に基づき、お子様の段階(機能遊び・象徴遊び・ルール遊び)に合わせた運動課題や机上課題を設定しています。
① 身体を動かす「機能遊び(感覚運動期)」から「人を介する遊び」への展開
感覚や身体の動きそのものを楽しむ機能遊び(感覚運動機能を活用して音や触感を味わう遊び)の段階にあるお子様には、スタッフが「くすぐる」「高い高いをする」などの身体的スキンシップ(感覚刺激)を交えたアプローチを行います!
「こんなスキンシップをしてもらうと気持ちいい!」「手伝ってもらうと楽しい!」という心地よさを通して人を介する遊びへ繋げ、他者への関心(社会的モチベーション)を育みます。

② スモールステップで深める「ルール遊び(集団遊び)」への獲得プロセス
運動遊びや集団活動でルール遊び(共通の目標や規則を理解して関わる段階)を取り入れる際も、失敗感を持たせないよう課題をスモールステップ(小さな段階)に分解して設定します。
例えば「しっぽ取りゲーム」を行う場合、いきなりお友達同士で戦わせるのではなく、以下のような順序でステップアップを図ります。
- ステップ1: まずは止まっているスタッフのしっぽを取る楽しさを知る(動作の習得)
- ステップ2: 動き回るスタッフから「逃げる」練習をする(ルールと身体動作の連動)
- ステップ3: スタッフと一緒に「鬼役」と「逃げる役」を交互に交代する(役割理解の形成)
- ステップ4: 段階を経て、初めてお友達とのしっぽ取りゲームへ挑戦!

4月の時点では急なルール変更に戸惑ったり1人で遊んでいたお子様も、このように課題を細かく分けた段階的な関わりを重ねたことで、今では「次鬼やる!」とお友達やスタッフと役割を意識しながら楽しく遊べる変化が見られています。
【4】ご家庭でもできること:親子で試せる「並行遊び(トナリで真似っこ)」
ご家庭でお子様に関わる力を育む第一歩として、無理に関わらせようとせず「平行遊び(同じ場所で同じおもちゃを使って遊ぶこと)」から始めるのがおすすめです。
お子様がミニカーやブロックで遊んでいる横で、保護者様も同じおもちゃを使って並んで遊んでみてください。「同じだね」「楽しそうだね」と声をかけ、視界に入る距離で同じ動作を共有するだけで、お子様にとっては「誰かと過ごす安心感」を育む素晴らしいステップになりますよ✨

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