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『何でもいい』『待てない』とお悩みの保護者様へ|宜野湾市の放デイが実践する自己決定と見通しを育むクッキング療育とは

SOU NEXT ジュニア志真志

「ツナマヨをお願いします!」

目の前に並んだ4つの具材を前に少し迷っていたAくんが、スタッフの目を見てはっきりと指を差し、自分の言葉で伝えてくれました。

放課後等デイサービス SOU NEXT ジュニア志真志(宜野湾市志真志)では、今回のおやつ作りの活動として「ホットサンド作り」を行いました。

「うちの子は自分から意思表示をするのが苦手…」「見通しが持てず、順番を落ち着いて待てない…」とお悩みの保護者様へ。

この記事では、遊びや調理の中で楽しく「自己決定の力」や「見通しを持って待つ力」を育む支援の工夫と、ご家庭の日常会話ですぐに実践できる関わり方をご紹介します。

宜野湾市の放課後等デイサービス SOU NEXT ジュニア志真志で、4種類の具材から好きなものを選んでホットサンド作りに取り組む子どもの様子

家庭で実践できる支援|「二択」から始める自己決定

1. 選択肢を「二択」に絞って提示する

日常会話の中で、「どっちにする?」と二択で選んでもらう機会を少しずつ増やしてみてください。

お子様に「何が食べたい?」「自由を選んでいいよ」と広く聞くと、選択肢が多すぎて何を選べばいいか分からず戸惑ってしまうことがあります。そこで、具体的な選択肢を2つだけ提示します。

「りんごジュースと麦茶、どっちを飲む?」

このように選択肢をぎゅっと絞ることで、お子様は頭の中で判断しやすくなり、自分から選びやすくなります。

2. 選べたことを言葉にして返す

そして、お子様がどちらかを選べたら、その結果を言葉にして返してあげてください。

「自分で麦茶に決められたね!」

特別な道具や教材を用意する必要はありません。この日常の小さな積み重ねが、「自分の意思を聞いてもらえた」「自分で選べた」という実感につながり、自己決定の力を着実に育てていきます。

実際の活動エピソード|「何でもいい」から「これがいい」への変化

4種類の具材から自分で選ぶ調理活動

今回のホットサンド作りでは、手洗いや道具の準備から片付けまで、子どもたちとスタッフが協働して行いました。

メインとなる具材選びでは、以下の4種類のメニューを用意し、自分が食べたいものを一つ選んでパンに挟む準備を進めます。

  • ハム&チーズ
  • ツナマヨ
  • チョコ&マシュマロ
  • あんこ&バター

Aくんの成長と変化の瞬間

以前のAくんは、集団活動の中で自分の意見を伝えるのが恥ずかしく、周りのお友達の意見に流されてしまったり、「何でもいい」と黙り込んでしまったりすることが多くありました。

しかし今回は、目の前に並んだ具材をじっくりと見比べた後、まっすぐにスタッフの目を見て、

「ツナマヨをお願いします」

と、自分の言葉でしっかりと意思表示をすることができたのです。自分が選んだ具材がパンに挟まれて香ばしく焼けていく様子を、Aくんは目を輝かせて見つめていました。

発達の視点から|この活動で育てる2つの力

SOU NEXT ジュニア志真志では、単におやつを作って食べるだけでなく、発達支援の観点から主に2つの目標を設定してサポートを行いました。

① 自己制御と「見通しを持つ力」の育成

自己制御(自分の行動や欲求をコントロールする力)を育むため、今回は「キッチンタイマー」を活用しました。火傷防止のため焼き作業自体はスタッフが行いますが、お子様には「自分のホットサンドの焼き時間をタイマーで管理し、鳴ったら教えてもらう」という大切な役割を任せました。

タイマーのカウントダウンを目で確認することで、「あと残り○分で食べられる」という明確な見通しを持てるようになります。「早く食べたい」という衝動を抑え、Aくんはソワソワ立ち歩くことなく、「あと2分だね」とタイマーを見つめながら落ち着いて順番を待つことができました。

② 協調性と生活スキルの習得

ただ出来上がりを待つだけの「お客様」になるのではなく、準備から片付けまで役割を担うことで協調性(周りと協力して物事を進める力)を育みます。

手洗いや机のアルコール消毒、食後のゴミ分別や食器下げまでを一緒に行い、台ふきんの絞り方や拭き方を実践的に学びました。「きれいに拭けたね!」というスタッフの声かけに対し、子どもたちは誇らしげな表情を見せながら、最後まで責任を持って役割を果たしていました。

安全のための取り組み|安心して挑戦できる環境づくり

カセットコンロやホットサンドメーカーなど高熱機器を使用する活動において、保護者様が一番懸念されるのが「ケガや事故のリスク」です。SOU NEXT ジュニア志真志では、安全を最優先にした環境設定を徹底しています。

明確なエリア分けと事前ルールの徹底

活動前に「調理エリア」と「待機エリア」の境界線を視覚的に明確化し、「焼く作業は必ずスタッフが行う」というルールを全員で確認・約束してから活動をスタートしました。

手厚い見守り体制とクールダウン室の完備

今回はお子様3名に対してスタッフ3名を配置。1名は火元の管理と調理エリアのガードに専念し、もう1名は待機エリアでお子様たちのタイマー管理や様子を見守る体制をとりました。

万が一、タイマーの音や刺激に驚いてしまったり、興奮が高まったりした場合でも、落ち着いて過ごせる刺激の少ないクールダウン用の静養室を完備しておりますので、安心してお任せいただけます。

SOU NEXT ジュニア志真志では、クッキングやおやつ作りを単なる娯楽にせず、子どもたちが「自分で選ぶ・待つ・役割を果たす・片付ける」という人生で大切な成功体験を積み重ねられる時間として大切に支援しています。

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